毒親と宗教の話

私はいわゆるカルトと呼ばれる、

中国地方のド糞田舎に本部がある

天照皇大神宮教というどどどマイナー宗教の三世です。

「神は釈迦、キリスト、そして北村サヨ!!」

という何ともまあ当時中学生だった友人に暴露した時も

「お前それマジで言ってんのwwwやばっww」と大爆笑された宗教です。絶対スベらない話🤣

 

天照皇大神宮教についてはWikipediaに割と詳しく書いてあるので興味の有る方は読んでみてください。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E7%9A%87%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E5%AE%AE%E6%95%99

 

祖母は宗教本部の食堂の仕事(無償)に毎日足しげく通い「魂を磨く」のが日課です。

どうせ同じ時間働くなら、給与がもらえるバイトでもすれば良いと思うのですが

「魂を磨きたい」(多分一般的に言うと、徳を積む的な発想)からと

頑なに食堂のタダ働きしかしません。

 

父は熱心というか狂信的な二世で、朝起きてすぐ、食事の前、出かける前、寝る前等と

毎日少なくとも5回ずつの謎のお祈りを私たち家族全員に強制させ、何かあるたびに

「魂を磨け」「邪神のおもちゃになるな(?)」「神の国建設のお役に立つために行動しろ」

と何だかフワッとしたよく分からない事を言い

自分の気に入らないことがあると痣ができるまで殴ったり、椅子から落ちるくらい蹴り飛ばしたり、髪の毛をつかんで床に叩き付ける等の暴力をふるう、共働きなのに家事は一切手伝わない、「誰のおかげで飯が食えているんだ」と平気で言い、"家事は女がやって当たり前。子育ても女がやって当たり前"

 

育児中のトラブルは全て母のせい。

母実家の悪口を平気で子供の前で言う。

何かととにかく「自分age」「他人sage」をする典型的なモラハラDV糞野郎です。

 

現在家族ラインで必要最低限の連絡しか取っていません(父は非表示★)

 

 

物心ついた時から父は「この宗教を知らない人たちは本当にかわいそう」

「知っている人だけが救われるのに」と常に謎の上から目線の発言が多く、信者でない人を馬鹿にする事が日常茶飯事でした。

 

父は自分が狂信している宗教は、世間一般的に見ると「変わっている」と思われる類のもののはずなのに

その事は一切理解しておらず、他の宗教を信仰している人を「気持ちが悪い」「頭がおかしい」「可哀想」と言うんです。その言葉、そっくりそのまま返したい・・・

 

これは天照皇大神宮教の信者達以外にも大きな声で言いたいのですが

 

宗教を信じるのは自由だけど

家族に強制しないでほしい。

暴力で無理矢理信仰させようとしないでほしい。

宗教を信じる・信じないは個人の自由!😡

 

 

夏祭りも、花火大会も

「教祖様は下品な祭りがお嫌い」

 「くだらない」

という理由で行かせてもらえませんでした。

何故か年の離れた妹や弟は許されていましたが。父にその事を指摘すると、毎回日本語を喋らなくなります(笑)

 

 

夏の思い出といえば、四泊五日の宗教本部で行われる地獄の「修錬会」しかありません。

 

共働きで忙しかったものあると思いますが、いわゆる「鍵っ子」だったので。

どこかに遊びに連れて行ってもらった記憶もないです。

かといって、友達と遊ぶのも禁止されていたので友達とプール!とか、小学校近くの川で釣り!とかすらもしたことがないです。

 

唯一、修錬会中の息抜きとして海水浴に行く日があるのですが、海辺にブルーシートを敷いて、その上で何十人もの子どもが糞デカイ声で「名妙法連華経…」とお祈りをするわけです。

当然一般のお客さんも来ていますから「えっ…何こいつらキモッ…😨」みたいな反応。まあ当たり前ですよね。

 

 

ちなみに「修錬会」は、教員免許も持っていないようなボランティアのおばはん

(私も家を出てから親に勝手に住所を教えられボランティアの案内が何度も届きました)

先生役となり、同年代の子数十人と一緒に5日間朝から晩までず~っと「魂を磨く」何とも素敵な合宿です。

 

参加費は、毎食のご飯代300円×確か11回?と諸費で4000円いかないくらい。

 

からしてみると、夏休み中に格安で

子供を家から追い出し、施設にぶちこむことが出来るので良い事尽くしですね🤗✨

 

日程表を渡されるのですが、

まず1日当たりのお祈りの回数が約10回。(しかも1回10分と糞ほど長い)

プログラムには記載されてませんが、さらに上記に加えて起床時、食事前、食事後、就寝前もお祈りがあります。

 

これが5日間あるので、脳内で「あと59回・・・😨😨😨」「あと31回・・・😨😨」

お祈りの回数カウントダウンをすることだけが楽しみでした

お祈りの後は毎回気色の悪い宗教オリジナルソング2種類(これも糞ほど長い)も歌わないといけません。

 

後は、教祖様のありがたい説法テープ(1時間)を聞いたり

教祖様をたたえる作文を書いたり、

「私がこの宗教に入っていてよかったと思ったエピソード」をグループで発表したり

教祖様に感謝しまくる歌に合わせてダンス(無我の舞w)

をしたり・・・

何かしらのイベントがある度にこのダンス大会(笑)が開催され

祖母は目を瞑っていても人の波をかき分けてぶつからずに舞うことが出来ました。

すごい👏👏👏

 

 

地獄の修錬会は、小1~小6まで毎年強制的に参加させられていましたが、

夏休み明けに友達と

「夏休みどこ行った~?ˊᵕˋ )

「何した~?ˊᵕˋ )

という話題に一切参加することが出来ず、苦痛で仕方がありませんでした。

まさか

「私?1日中ずっとお祈りしてたよ~!

なんキモすぎて言えるわけがないので

「おばあちゃん家に泊まったよ」としか言えませんでした・・・;;

 

もちろん春休みも修練会だし、冬休みも何度も宗教本部にお参りに行くので同じです。

楽しい思い出なんて全くありません。

 

普段あれだけ信仰しているくせに、なぜか親は仕事を理由に自分は参加せず

(勿論、子供だけじゃなくて父親修錬会、母親修錬会、若人修錬会もあるよ!)

 

楽しい楽しい夏休みに

子供だけ合宿にぶち込んでる時点で碌な親ではないんですよね。

ちなみに私が宗教合宿に行っている間、他の兄弟は遊びに連れていってもらっていたようです。

えっ・・・なぜ・・・?

 

 

 

冬休みも、クリスマスにサンタさんからプレゼントもらって、ケーキ食べて、紅白見て、初詣に行って、お年玉貰って、お餅を食べて、いとこと遊んで~と

友達が楽しそうに話すのが本当に羨ましかったです。

 

私にとって家族で旅行に行くという事は、夢の話と同レベル。

 

USJやディズニーに行った友達、海外旅行に行った友達…お土産を貰う度に「友達は休みの度に楽しいところにおでかけするのに、どうして私の家は…」と複雑な気持ちになりました😭😭😭

 

そして私が友達からもらったお土産を持って帰る度に「生き霊がつく」と意味不明な事を言っては、とても嫌な顔をする父。

 

晦日も宗教本部。

元旦もめでたいから宗教本部。

その後も年明け祝いで宗教本部・・・。

いつだったか、妹が本部に向かう途中に盛大に車内で吐いてしまって急遽お参りを中止した年があったんですが、妹を心配するよりも 「よくやった!!!!!!」という気持ちが強かったのを覚えています(最低)

 

 

初詣は成人してから友人と初めて行きました。

 

太宰府天満宮に行ったんですけど、人も滅茶苦茶多くて、屋台もあってお祭りみたいで凄く楽しかったです。

お盆も正月も宗教まみれで、世間一般の「家族みんなで集まってゆっくりする」イメージとはかけ離れています。

家を出て初めてゆっくり過ごすことができました。

  

 

忘れもしないのが、小学6年生の夏。

ちょうど修錬会と、当時習っていたスポーツクラブの試合が重なってしまい。

人数ギリギリなので、私が休んでしまうと全員が試合自体に参加できない状況。

しかも小6最後の。

親は当たり前のように「修錬会が優先だろうが」「スポーツはお遊び」と試合を休ませようとしました。

普段から「人の迷惑になるような事をする人間は、教祖様は大嫌い」

と言っていたのに・・・

矛盾してないか!?と子供ながらに思い、初めて親に向かって宗教の事で反抗しました。

 

そもそも宗教を信じていない事、信じてもいない宗教の合宿なんか行きたくない事、

人に迷惑をかけるなと言っておいて宗教の事でなら迷惑をかけても良いのか・・・・等々。

反抗されたので相当腹が立ったのでしょうね。

 

鼻血が出るまで顔面を殴られました!

 

血ダラダラ&泣きわめいて試合に出たいとしつこく言うとやっと納得してくれて、

4泊5日のうち、途中まで参加して3日目の昼に帰る(試合は4日目)という条件で

試合に出させてもらいました。

親いわく「お遊び」なので、試合直前の練習には参加できずぶっつけ本番でしたが・・・・ゲロー

 

 

祖母が迎えに来てくれましたがあまりよく思わなかったようで、

終始無言でとても気まずかったです。

その後祖母が当てつけのように、修錬会にきちんと全日程参加した上の弟を迎えに行った際にはたんまりご褒美としておもちゃを買い与えていたのには驚きました(笑)

結局試合には参加できたものの、宗教に対する反抗も虚しく

「お前は教祖様を馬鹿にするのか!!!」と家ではさらに暴力をふるう回数が増えてしまいました。

 

 

ここからはあまり宗教は関係ないのですが・・・・ニコニコ

小学生の頃から、風呂掃除・食器洗い・洗濯物の取り込みを私がするのが当たり前になっていました。

父は「長女だから」「やって当たり前」

「お前がやらなかったら誰がやるんだお前はせんのかい!?😨が口癖です。

 

中学に上がってからは、父や弟のシャツのアイロンがけも加わり。

高校生になったら、今度は弟や妹の弁当箱や水筒まで私担当。

部活から帰ってきて疲れて何か一つでもできていないと物凄く怒られました。

ですが妹や弟には一切手伝えとは言いません。

 

 

勉強面でも、教員をやっている父からすれば

「満点を取るのが当たり前」で、それ以外はカス・出来損ない扱いです。

 

かといって、勉強を教えてくれるわけではなく

「どうしてこんな簡単なことも分からないのか?!」

「お前の授業中の態度を学校に電話して聞いてやろうか?!」と真顔でいうような親です。気が狂っとる😨😨😨

 

 

普段から話をしても

「あっそ」「いつも同じことばっかり」「そんな事を話して楽しいか?」

と否定ばかりで、私には興味が全く無いようでした。

マイナスになるような事だけさせて、プラスになるような事は何が何でも阻止したい

そんなタイプの親です。

 

もちろん部活動の送迎もなければ、応援に来たことも一度もありません。

中学生の頃、合奏部だったのですが全国総合文化祭?という行事で東京に行く事が決まった時も、褒めるわけでも喜ぶわけでもなく「あ~あ、金がかかるわ」と。

定期演奏会も、一度も来てくれませんでした。

演奏会が終わるのは夜。

皆が親と帰っていく中、楽器を背負って自転車で一人寂しく帰りました。

 

 

ですが、妹や弟の時には毎週のように送迎&応援にかけつけているのを見て、

「何かおかしい」と段々思い始めるようになりました。

よく考えると、妹や下の弟には「修錬会」も一度も参加させていません。なぜ?

 

 

 

まあそんなこんなで家に対してもいい思い出がなく。

「教祖様が喜ばれる道を進め」が口癖だった父にプレゼンをし納得させて

大学進学を機に、逃げるように家を出ました。

納得させるまでの道のりも長かったです。

 

どうして勉強をするのか?

それは、神の国建設のための手伝いをするため。勉強をして、立派な仕事について、教祖様の目指す神の国をよりよくしていくため。

 

 

頭おかしいですよね😨😨😨

 

 

ですが父を納得させるためには同志(信者)のふりをして、全て教祖様のために!!!といったスタンスでなければいけませんでした。

 

高校3年生の夏、センター試験前の超貴重な模試と宗教の行事が重なってしまった時には「どっちが大切かなんて分かりきっているだろうが」とブチ切れられ、宗教イベントを優先させられました。

模試ちゃうんかい!!!

 

進路を決める際も、決して私のやりたいことを応援してくれるわけではなく

「お前なんかがやってもどうせ失敗する」「金をドブに捨てるようなものだ」

「そんなことよりも教祖様が喜ばれる道にすすめ」と、子の意見を真っ向から否定し、

宗教を理由に結局は子どもを自分の思い通りにさせたいだけでした。

 

 

国公立一本、滑り止めは無し、倍率が7~8倍でも「受かって当たり前」で。

合格を喜んでくれるわけでもなく。「ふーん」だけでした(笑)

ちなみに特別かわいがっている妹の受験時にはアーンカワイイカワイイ♥️アナタノスキナコトヲシナサイ♥️♥️で

私立も好きなところを受けさせ、(残念ながら全て落ちたのですが)

気持ち悪いくらい応援し、

落ちた際もこれまた気持ち悪い位くらいに慰めていました。

 

 

 

 

今はもう何年も、盆も正月も実家には帰っていません。

祖母とはもう何年も会っていません。

 

 世間一般からすると、「盆、正月は実家に帰るのが当たり前」で、「帰らないなんて親不孝」なのかもしれません。

 

社会人になってからも、「お正月どうするの?」と聞かれた時に「帰らないですね~😊友人と旅行に行きます」と馬鹿正直に答えると、「珍しい!!!何で実家に帰らないの?!」と驚かれます。

 

 

最後に正月に帰ったのは大学1年の頃。特に何も考えずお土産を買って帰省したのですが、

折角帰っても「さあ本部にお参りに行くぞ」と。

 

娘が久しぶりに帰ってきたからといって、

家族みんなでおいしい料理を食べて

ゆっくり過ごそうなんて発想は我が家にはありません。

 

自分でも良く分かりませんがこのタイミングで、ふと「あっこの人たちとは一生分かり合えないな」と思ってしまい。

もはや家族というより、「宗教狂いのおかしな他人」としか思えなくなってしまいました。

その時は宗教本部のトイレでただ時間が過ぎるのを待ち、結局ゆっくりすることもなくバタバタと一人暮らしのアパートに帰りました。

 

 

私だって、宗教がなければ。

 

父が暴力をふるわなければ。

 

父が口を開く度に私の人格を否定しなければ。

 

今頃、お正月は実家で楽しく過ごせたんだろうなと思います。

 

ちなみに妹経由で見せてもらった親戚の集合写真には

気が付けば見たことのない従兄弟が何人も増えています

 

父が親戚に私の事をどう言っているのかは知る由もありませんが。

気に入らないことがあると(返事の声が小さかったとかで)暴力をふるい、

口を開けば「自分がいかに偉いか」「宗教がいかに素晴らしいか」ばかりで、

やっと会話したと思えば娘の人格否定をする父。正直大嫌いですし、葬式にも行きたくありません。

 

たまに事情をよく知らない親戚等からは「何で帰らないの?!」「家族なんだから~」とか「大学まで出してもらったんだから顔くらい出せば」と言われますが、知ったこっちゃないです。

 

 

毒親から逃れるには、距離を置くことが一番だと言われていますが、

距離を置いたとしても言われたこと、されたこと等の嫌な思い出が消えるわけではありません

本当にどうにかしたい。